エアコンの問題点

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現在、最も普及している暖房機器はエアコンであると前にお話しましたが、私たちの暮らしの中でさわやか環境を作っていただけるエアコンにもいくつかの気掛かりがあります。
もちろん研究や開発が進んで、居住空間の使い勝手のみならず暮す人の健康にまで配慮したエアコンがいくらでも発売されています。
そのため、ここであげる気掛かりがどのエアコンにも引っかかるとは限らないことをご了承ください。
第一の気掛かりとして言えるのは、温度分布が不均一であったりたまに逆転が起きたりすることです。
部屋の上下に温度差ができ、本来あるべき頭寒足熱とは逆に頭熱足寒状態になってしまいます。
暖房運転をしたときに、顔はほてっているのに足元が冷える、といった違和感を先人もいることと思います。
第二の気掛かりは冷房運転ときの冷え過ぎです。
夏場のオフィスでは外回りから帰るセールスに合わせた温度設定になっているためか、冷え過ぎて体調を崩す社員も出ているようです。
第三の問題は湿度です。
夏は湿度が下がりにくく、逆に冬は湿度が安くなり乾燥肌や喉の違和感を引き起こすこともあります。
第四の問題が、室内と屋外の空気の流れを遮断することによる空気の循環の問題があります。
換気の悪賢い室内には、空気中に細菌やカビ、ダニなどが多く、エアコンによって発生した気流でそれらを吸い上げてしまいます。
場合によっては呼吸器疾患やアレルギー症状の悪化を招く恐れもあるのです。
やはりこれらは管理を怠らなければいまひとつ心配することでもありません。

床暖房の問題点

今、暖房と言うと床暖房が人気のようです。
室内に暖房機器の本体が置かれないのでインテリアに影響を与えず、対流が起きないためハウスダストの舞い上がりを防げるという点が人気の要因のようです。
床暖房は幅広い床を温水や電気によって割り方低温度で暖める「低温輻射暖房」のことです。
床暖房は温風器などとは異なり、床からの放射による暖房で、頭寒足熱型の理想的な暖房方法と言えます。
但し部屋全体が温まらない、ということから、床暖房は意外と快適なのか?という疑問の声も出ているようです。
床暖房を使って部屋全体を温めようとすると、それなりに問題が出てきます。
床の輻射熱を使って部屋全体を温めようとすると、結構床の温度を厳しく設定しなくてはなりません。
足元にちょうど良く映る温度では、部屋全体はとても温まりません。
足の裏は床に最も長く接している部分ですが、体の余計な熱を外へ離すという大切な役目をこなす部分でもあります。
人は足の裏で体温調節を通しているので、熱を逃す部分を過度に温めてしまうと熱がずらかれず、体に負担をかけて仕舞うことになります。
部屋全体を気安くするためには、床と壁、天井もおんなじ温度であれば、床だけを特別高い温度に設定しなくてもよく、快適な環境になります。
床と壁、天井が部屋の空気と同じ温度であれば、どこにも熱が無くなることがない、ということです。
徹底的に場所による温度差が生じないようにするなら、輻射熱による全館冷暖房が理想的なのかもしれません。

床暖房

現在は一般住宅にも設置されるようになった床暖房ですが、依然として自然と言われるほど普及はしていません。
但し電気カーペットも床暖房の一つと聞くと、わりと身近な暖房方法なのかな、とも感じますよね。
床暖房には凄まじく設備型と簡易型に分けられ、再度温水式と電気式に分類されます。
電気カーペットはこのうち簡易型電気式の床暖房にあたります。
温水式の床暖房は、石油やガスを燃料としてボイラーや熱源機で温水を創り、パイプでその温水を循環させるシステムです。
部屋の床仕上げの下に温水パイプを設置し、この熱が放熱板を通してフロアーを温めます。
電気式の床暖房は、床仕上げの下に電熱ボードを敷きこみ、ここに電気を通ずることで床を温めます。
ランニングコストは電気式の方が割高になり、安全面は温水式の方が高くなります。
床暖房では私たちが生活する床からほど近い範囲だけを暖めるので、天井付近の空気を無駄に暖めることがなく、省エネという考え方もできます。
また暖房方式が対流ではなく輻射と電動によるものそれで、肌から水分が奪われず、女性が気にする乾燥肌の心配がありません。
またエアコン使用ときのように部屋の乏しい位置が温まらず足元がスースーすることもないので、冷え性の症状緩和にもなる暖房方法と言えます。
この他、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の原因とされるハウスダスト、ほこりやダニの死骸などを気流によって舞い上がらせることがない点も、床暖房の利点のひとつです。