花言葉の歴史


よく歌詞などにも浮き出る言葉もあることから、知らず知らずの内に知識の中に組み込まれている「花言葉」。
この花言葉がいつ生まれたのかということは、割と知られていないと思われます。
本当は、花言葉にはきちんと古くさい歴史があるわけではありません。
起源は17世紀、現トルコのオスマン帝国首都イスタンブルにて塗り付けられたことが由来と言われています。
当時、イスタンブルでは様々な花が愛好されていたため、なので風習が生まれたようです。
以降、花言葉はコンスタンティノープル駐在大使夫人によってイギリスへ行き渡り、そしてヨーロッパ、アジア、アフリカと、世界中へと伝えられていうと言われています。
こんな花言葉が流行になったのは、19世紀と言われており、大衆に広まったのもこの時期です。
こうしてみると、花言葉が普及したのはきわめて最近ということがわかります。
何千年も前からあったとしてもからきし不思議では無い風習ですが、実際には近代のものなのですね。
日本における花言葉に関する諸説は多数ありますが、誰がどのように広めたという確実な記録はありません。
ただ、日本花普及センターなど、花を一般家庭に広めたい、販売実績を上げたいという目的で花言葉の普及に努めている所は多数あるようです。
そういった努力もあってか、現代においては完全に定着し、インターネット上で簡単に分かるようになっています。
そのため利用頻度や需要も伸びてきてあり、花言葉は性別を問わず、注目達するようになってきています。

ネガティブとポジティブ


可憐な花、美しい花、愛らしい花…。
花というものには、そういうポジティブなイメージがありますよね。
たとえば、歌などでも花をテーマにしたものは非常に数多く、またそんな曲がヒットする確率も高いといわれています。
断然、「世界に一つだけの花」や「さくら(独唱)」などが流行った2000年代にはそれが顕著で、桜を題材にした曲がしっかりヒットするなどの社会現象にまで発展したこともありました。
花というものは、誰もが美的感覚を共有できる、ある意味共通の娯楽対象といえるのかもしれません。
その一方で、花言葉にはポジティブなものだけではなく、ネガティブなものもあったりします。
たとえば、「恨み」や「嘘」、「嫌悪」、「愚劣」、「己惚れ」、「偽りの愛」、「悲恋」などです。
かなりの種類のネガティブな花言葉があります。
これらのことからもわかるように、花言葉というものは、断じてポジティブな内容だけではありません。
ただ、花言葉を普及させたいという人達は、基本的にこういったネガティブな情報に関してあまり好しとすることはできません。
それは当然のことですね。
花を売っている人達が、「この花には「偽りの愛」という花言葉があります」なんて呼べるはずもありません。
そのため、結果的に負のイメージを持つ花言葉はあまり普及していないのです。
中には、そういう花言葉を持つ花を生み出す人がいるかもしれません。
キライな人に花束を贈らなくてはならないシチュエーションは、社会人には割とあったりします。
そういった時に、ネガティブな意味を有した花を選ぶということは、ちょっと物悲しい行為ではありますが、あり得ない話でもありませんね。
従って、何気に需要はあるのです。

花言葉と誕生花


誕生日との関連がある贈りものというと、真っ先にひらめくものは宝石ではないでしょうか。
宝石には「誕生石」があり、その誕生日に該当する宝石を授けることが習慣として定着してきています。
ただし、誕生日に関連するものは、なにも宝石だけではありません。
花にも「誕生花」というものが存在します。
一見、花言葉同様、日本花普及センターや花の商人などの団体が、花の普及のため急造したとも感じるこの「誕生花」ですが、本当は由来はギリシア神話の中にあります。
花には神様が人に対してメッセージを買い与えるためのもの、という考え方がギリシア神話の中にあり、そこから取っているようです。
とはいえ、由来こそギリシア神話にあるものの、真にあてがっている日にちょっと花の仲は少なく、やっぱり戦略的要素が多数を占めているというのが実状のようです。
とはいえ、誕生花という概念は花言葉と並び、近年大層注目されてきています。
予め、ロマンティックという見方を浴びるようです。
誕生石を授けるのはいくぶん重いという関係の相手にプレゼントする上では、誕生花は丁度良い商品とも言えます。
そういった部分で、特に近年若い人だけではなく、年配者の間それでも誕生花は流行の兆しを見せています。
バレンタインデーにおいて、業界の作ったブームと言えなくもないですが、実にそういう所から文化が生まれるケースはどうしても珍しくはありません。
誕生花にも十分な需要があるわけですから、よく由来は気にせず、どの日に如何なる花があてがわれているのか調べてみても面白いのではないでしょうか。

花言葉はひとつじゃない


多数の花が存在していることもあり、花言葉にも甚だ多くの言葉があります。
そうして、あんな中で花言葉に関してあまり知らない人がよくしがちな誤解があります。
それは、「花言葉はひとつの花に対してひとつのみ」というものです。
ですが、これは誤りです。
花言葉は、ひとつの花に対して複数あるケースがたくさん、中には10種類くらいの花言葉をひとつの花が持ち歩いていることもあります。
ここで厄介なのが、ひとつの花に対して相反的とまでは言わないものの、それにほど近い花言葉があてがわれているケースがあることです。
たとえば、コデマリという花には「優雅」や「品位」という言葉の一方で、「いくじ無し」という花言葉もあったりします。
これらの言葉は相反こそしませんが、ネガティブとポジティブ双方のイメージの言葉を含有していることになりますよね。
この場合、コデマリを自分のスキな人、大事な人に贈ってもいいものか疑問に思われる人も多いでしょう。
基本的に、花言葉はポジティブなイメージを優先します。
そのため、ネガティブな花言葉を持ち歩いている花であっても、他にポジティブな花言葉を持ち歩いていれば、そちらを優先してしまってもからきし問題はありません。
つまり、ネガティブな花言葉に関しては、それを目的としているケースを除いては除外してしまっても有難い、ということです。
占いも、悪い結果の時は深く考えないで忘れた方が良いと言われていますが、それとおんなじことです。
都合の良い解釈を通じても許されるのが、花言葉の利点でもあります。