高齢者と悪質業者の被害


高齢者は、お金・健康・孤独、この3つの不安を抱えて生活していると言われています。
このような不安に付け込んで、高額な商品やサービスを販売・利用させる悪質業者の存在が問題になっています。
最近ではお金の不安に付け込んだ未公開株や社債、ファンドの被害が高齢者に増えています。
また、投資用のマンションを何度もうるさく電話をかけて勧誘して販売するケースもあります。
訪問販売での高額な住宅リフォームなどの被害もあります。
未公開株などの金融商品は断じて損しない、儲かるなどのことばで勧誘して、最悪の場合は業者が逃げてしまいお金が返って欠けるケースもあります。
また、先ず被害にあった人が損を奪い返しましょう、などとグングン勧誘を繰り返される2次被害も発生しています。
未公開株が得する根拠はまったくありません。
契約を急がされても納得のいかない契約はくれぐれもしてはいけません。
必要のないものは、きちんと断らなくてはいけません。
高齢者には、子どもに怒られるのを恐れて被害を言い出せない人も多くいます。
また、自分が被害にあったと気付いていない人もいます。
認知症になり、よくわからないまま契約してしまう人もいます。
このため、周りの人が高齢者を見つめることがこれから一際重要となってきます。
ケアマネージャーなどが、デイサービスや訪問介護などで自宅を見てが面白いと気付いたら、消費生活センターなどに相談して下さい。
2009年度、全国の消費生活センターへの70歳以上の人からの相談は約12万件です。
デイサービスや訪問介護などで人との交流や情報を得ることが安心して暮すために必要です。

認知症の人へのサービス


認知症とは正常であった脳の働きが、脳の血管が詰まったり脳の細胞が変化して、持続的に低下した状態を指します。
認知症になるともの忘れがひどくなるなど知的な障害や、徘徊するなど行動の障害、妄想などの心の症状、食べものや呑みものを喉に詰まらせるなどの身体の障害、など様々な症状が表れます。
認知症は単なるもの忘れとは違います。
食べたものを忘れ去るのはもの忘れですが、食べたこと自体を忘れてしまうのが認知症です。
もの忘れを自覚しておらず、放っておくと時間の経過とともに認知症は進行します。
症状に早めに気付き、一気に病院で診断を受け、治療を開始することで進行を押さえ付けることができます。
高齢化によって認知症となる人が増えています。
そのため、認知症への対応のサービスも大きく求められています。
介護保険では認知症の高齢者に対するデイサービス(認知症対応型通所介護)も行っています。
認知症の家族がいる介護者にとっては、デイサービスを利用している時間は心身ともにリフレッシュできる大切なひとときとなります。
そのため、デイサービスの存在は重要です。
認知症は環境の変化に情けない病気なので、デイサービスでのサービス内容の確認は重要です。
この他に、認知症の高齢者が共同で生活して食事や入浴などのサービスを受けるグループホームもあります。
ボランティアで、介護者が病気や冠婚葬祭ところ認知症の人を預るサービスを通じている場合もあります。
認知症になっても地域で暮らしていけるよう、様々なサービスを活用することが大切です。

ホームヘルパー


デイサービスや訪問介護など、介護の現場では多くのホームヘルパーが働いています。
3級・2級のホームヘルパーは指定の講義・演習(実技)・実習を受けることで資格を取得することができます。
このため、子育てを終了した主婦が取得出来る資格として人気があり、資格を得て働いている人が多くいます。
ホームヘルパーには3級から1級までの資格がありますが、多くの求人で求められるのは2級以上の資格です。
高齢者が増えていく中で、介護の求人は増えています。
折込チラシなどの求人広告も、数多くホームヘルパーの求人を見るようになっています。
ホームヘルパーとは、高齢者だけでなく、心身に障害がある人の家庭をめぐって、食事など家事の援助や介護を行います。
但し、訪問介護だけでなく、デイサービスなどのクリニックも求人でホームヘルパーの資格を持ち歩いていることを条件としている場合が多くあります。
ホームヘルパーの資格は求職の際の1つの武器となります。
ホームヘルパーは身体介助や生活支援を行うので、人との係わり合いも重要になります。
そのため、利用者ときずなを築き、安心してサービスを受ける環境づくりも必要です。
そうして、ホームヘルパーは健康で明るく、良心がある人が求められています。
また、介護のキャリアが3年以上あると、介護の指導的立場となる国家資格の介護福祉士(ケアワーカー)の試験を受けることができます。
ホームヘルパーでこの資格を目示す人も少なくありません。

地域の見守りについて


高齢者だけでなく身体障害者など、何らかの障害を持ち歩いて生活している人は多くいます。
高齢社会を迎え、そのような人は増え続けています。
一方、核家族化が進み、高齢者だけの世帯、1人暮らしの世帯も手広く、高齢者や障害者に関する環境は家族が支えてきた時代から大きく変化しています。
このようなときの中で安心して地域で暮らしていくためには、地域にサポートする仕組みが必要となります。
デイサービスや訪問介護などは、1日中利用者を見入ることはできません。
介護サービスだけでなく、ご近所などの地域住民、ボランティア、民生委員などみんなの連携が必要です。
安否確認の仕組みにも、ヤクルトが行っている見守りサービスなど企業が行っているものもあります。
弁当の配達や食事会なども、孤立を防ぎ安否を確認出来る試みの1つです。
自治体によってサービス内容はことなるので、いかなるサービスや利用出来るボランティア団体などがあるのかを確認しておくとよいでしょう。
最近は、買いもの難民ということばも生まれています。
スーパーなどが閉店し、近くで買いものができない高齢者も増えています。
そのような人の代わりに買いものに行ったり、連れて行くなどの活動を行ない、支えて行くことも地域での見守りの1つです。
今、介護が必要でなくても将来介護が必要となるときが訪れます。
デイサービスなど様々なサービスが選択出来る住み良い場所になるように、元気なうちから地域で支えられる体制作りを行うことが重要なのです。

生活設計を考える


高齢社会の今、高齢者にも介護保険や健康保険など掛け金も支払い義務があります。
年金での生活の中で掛け金を払い、食事や水道光熱費など生活費、家賃などを支払っていかなくてはなりません。
高齢者の多くは、病院通いにお金がなることも多くなりますので、この費用も必要です。
冠婚葬祭へのおつきあいにもお金が必要です。
また、景気が不安定なために金利がさがり、高金利だったときの様には銀行や郵便貯金に利息はつかなくなりました。
年金も少子高齢化のため、助ける若い人が減っているので生活に必要な年金がもらえない可能性もあります。
このため、手元にある程度の余裕のお金が必要となっています。
若い時から生活設計を考え、老後のためのお金を用意する必要があります。
住宅ローンの支払いも、できる限り定年までに片付けるように試しましょう。
30年くらいのライフプランを考え、子どもが大学に入学したらどれだけお金が必要か、住宅購入には頭金をどれだけ用意するか、車の買い替え金額や子どもの結婚の費用なども考えておきましょう。
介護保険を利用しての訪問介護やデイサービスの利用は現在1割の自前があります。
自宅で暮らさず有料老人ホームなどを利用すると一時金や毎月の利用料金も必要となるため、お金を残しておくことは現在の高齢社会の中で重要です。
デイサービスなどの料金が支払えないから利用できない、ということになるのは辛いですよね。
今からでも、しっかりとお金は計画して使うようとして、安易なキャッシングなどは打ち切るよう気をつけてください。